みなさん髪を伸ばしている時に美容室に行く周期はどのくらいでしょうか?メンテナンスされていますか?このページでは「髪を伸ばし中」の方へ美容師から適切なアドバイスが含まれます。
「髪を伸ばしているから美容院に行かない方が早く伸びる」と思っていませんか?
実はその逆で、 伸ばし中でも定期的に美容院でメンテナンスする方がきれい伸ばせます。
この記事では、美容院に通う周期の目安や、伸ばし中の正しいメンテナンス方法、女性・メンズ別の注意点まで詳しく解説します。
MIANhairディレクターMaaが髪を伸ばし中の方にヘアケアやメンテナンスカット、ヘアトリートメントの必要性、髪の状況に応じたサイクルを説明していきましょう。
美容院の周期 伸ばし中でもメンテナンスは必要?

髪を伸ばしていると「なるべく切りたくない」という気持ちが強くなります。しかし、髪は毎日のシャンプー、ドライヤー又はアイロンやコテ、紫外線、摩擦、スタイリング剤(素材による)の使用などで少しずつダメージを受けます。毛先は特に傷みやすく、放置すると枝毛や切れ毛が進行してしまいます。
結果として「ボロボロになった部分をまとめてカットしないといけない」状況に陥り、せっかくの努力が無駄になることも少なくありません。
そのため美容師は、髪を伸ばし中であっても ロングヘアは2〜3か月に一度の美容院でのメンテナンスカット を推奨しています。長さは変えず、毛先を1cm整えたり、質感調整したり髪の健康を守りながらきれいに伸ばすことができるのです。
伸ばし中のメンテナンスカットとは
「メンテナンスカット」とは、髪全体の長さを変えるのではなく、毛先のダメージ部分を整えたり「もっさり」とした質感を調整するカットでサロンによっては前髪カットやポイントカットも含まれます。
- ポイントカットや前髪カット
- 枝毛や切れ毛を予防できる
- 毛先がそろってツヤが出やすい
- シルエットがきれいに保てる
こうした効果があるため、伸ばし中の人にこそおすすめです。特に顔まわりや前髪は印象を大きく左右する部分なので、放置せず定期的に質感を整えることが大切です。
伸ばし中に必要なヘアケア方法
美容院でのメンテナンスはもちろん、自宅でのヘアケアも伸ばし中には欠かせません。
- 美容院での持続性のある髪質改善トリートメント
- トリートメントやオイルで毛先を保湿する
- ドライヤーは根元から乾かし、最後に毛先を完全ドライで仕上げる
- シルクの枕カバーやナイトキャップで摩擦を軽減する
- 紫外線対策にUVカットスプレーを使う
これらを習慣にすることで、メンテナンス効果を持続させ、健康的な髪をキープできるでしょう。
美容院での頼み方 髪を伸ばしたい時のポイント
「美容院に行くと短くされそう」と不安になる方も多いですが、これはオーダーの仕方次第です。大切なのは “伸ばしているので長さは変えず、毛先や質感調整してください” と最初に伝えること。
また「量を減らしたい」「前髪は整えたい」といった要望を具体的に言えば、美容師も理解しやすく、満足のいく仕上がりになります。
長さを残しながら毛量を減らすオーダー方法
髪が多い人は伸ばし中に「もっさりして重い」と感じやすいです。そんなときは「毛先の量を少し減らしてください」とオーダーするとよいでしょう。
髪質や毛量、スタイルによりますが軽くレイヤーを入れることで、動きのあるヘアスタイルになり、見た目も扱いやすさもアップします。長さを保ちながらスッキリできるため、伸ばし中でも快適に過ごせます。
しかし、伸ばしたい最終目的のヘアスタイルによりオーダー方法も変わってきます。
「スクだけ」の注意点
「伸ばしているのでスクだけにしてください」というオーダーがとても多いのですが注意が必要です。
特に飛び込みで入った美容室や初めての美容師では、どのようなレベルのスタイリストかわかりません。
「梳きバサミでシャカシャカ」梳かれすぎた結果とんでもなくまとまらないヘアスタイルになる可能性もあります。
何度か通われて信頼のおける美容師であればスクだけでも解ってもらえるでしょう。
伸ばし中でも梳いて良いところと梳いてはいけないところがスタイルによって異なります。
伸ばしている最中、スクだけの結果が毛先ペラペラの「痛みやすい」または「傷んだ毛先」になる可能性もあります。
伸ばし中に「スクだけ」ではなく、「伸ばしているので毛量を調節してください」や「伸ばしているので質感を調整してください」などが正しいオーダーでしょう。
ただし、美容師の技量によります。
- 目的の長さやスタイルを伝える
- 伸ばしている事を明確にする
- 長さを変えず毛量の調整や質感カットとオーダー
現在はドライカットの技術や進化、美容院の教育、Youtubeやインスタグラムの動画などで勉強されている美容師も多い事でしょう。
しかし、マネだけで感覚的な美容師も多いので信頼できる美容師と良くコミニュケーションをとってオーダーしてください。
それでは毛量調整と質感カットについて説明していきましょう。
毛量調整
毛量調整は、そのお客さまの髪質とヘアスタイルによって変わります。
基本的には毛量の多いところだけ梳きバサミやシザーまたはレザーで毛量調整します。
具体的には耳後ろやハチ周り、頭頂部下のクラウン部が多いでしょう。
また、左右で毛量の異なる方がいらっしゃいます。
良い美容師は見た目だけではなく、手ざわりや感触で左右の毛量を感じます。そしてお客さまに触っていただき確認します。
質感調整カット
質感調整カットも毛量調整に入ります。
しかし、具体的な技法や技術があります、質感調整カットは主に髪が乾いた状態や仕上げの最終段階で質感を調整するカットです。それでは技法を見ていきましょう。
- スライドカット
- チョップカット
- エフェクトカット
- ポインティング
以上はハサミで質感を整える技術名称です。
| 技法 | 技術 | 効果 |
|---|---|---|
| スライドカット | パネルや毛束に対し中間部から鋏を滑らして斜め切る、又は削ぐ技術 | 束感や立体感、中間から毛先に動きを付けたり、収まりを良くする場合もあります。 |
| チョップカット | 主に毛先をギザギザにランダムに切る | 毛先のボカシ感やランダムな切り口(毛先のなじみやボカシ) |
| エフェクトカット | 鋏を振りながら毛束の根本や中間部を一本一本間引く | 根本から中間部の立体感を表現 |
| ポインティング | 毛髪のパネルに碁盤の目のように間引いていくこと | 空気感(エアリー感)が表現できます。=クセ毛を活かす |
*上記の技法は技術者や美容師により異なる考えや目的にする事もあります。MIANhairディレクター:Maaの目的表現です。
前髪・顔まわりだけ整えるカット
全体をカットしなくても、 前髪や顔まわりだけ月1回ペースで整える だけで印象が変わります。特に社会人や学生の場合、「前髪が伸びて目にかかる」「顔まわりが重くなる」と清潔感を損なってしまうため注意が必要です。
伸ばしているけど扱いづらい時の対処法
約1年伸ばしっぱなしはNG?
「伸ばしているから1年間切らない」という人もいますが、これはおすすめできません。
1年放置すると毛先のダメージが蓄積し、広がりやパサつきが目立ちます。結果的に「傷んだ部分を10cm以上カットする」必要が出てしまうこともあります。
少しずつ整えながら伸ばす方が、最終的には長くてきれいな髪を手に入れられるのです。
もっさり感を防ぐ工夫
伸ばし途中の髪は「重い」「まとまらない」と感じがちです。その対策には以下がおすすめです。
- 毛量調整カットで軽くする
- レイヤーを入れて動きを出す
- ヘアオイルでツヤをプラスする
- 編み込みやポニーテールなどのまとめ髪を取り入れる
これらを工夫することで、伸ばし中でもすっきり見せることができます。
髪を伸ばしたいけど髪の量が多いのを減らしたい
美容院の周期 髪を伸ばしているけど約一年伸ばしっぱなし
髪を伸ばす時は美容院へ行かない人
メンズが髪を伸ばすときの美容院の周期
男性が髪を伸ばしている場合、特に気になるのが「清潔感」です。サイドや襟足が伸びすぎると、だらしなく見えてしまうため注意が必要です。
周期の目安は 1.5〜2か月に1回。毛先を整えつつ、耳まわりや襟足をスッキリさせれば、清潔感を保ちながら髪を伸ばすことができます。
髪を伸ばし中のメンズの注意点
- サイドや襟足の長さはこまめに調整する
- ワックスやジェルでスタイリングして清潔感を出す
- 髪質に合ったトリートメントでツヤを保つ
メンズの場合も、伸ばし中のメンテナンスを怠らないことで「だらしない印象」から「おしゃれなロングヘア」へと変わっていきます。
美容院の周期 伸ばし中 まとめ
髪を伸ばし中でも、美容院のメンテナンスは欠かせません。
- 美容院の周期目安は 2〜3か月に一度
- 毛先のダメージを整える「メンテナンスカット」が重要
- 前髪・顔まわりは1か月に1度整えると印象が良い
- 女性は「毛量調整」や「もっさり対策」、男性は「清潔感維持」がポイント
伸ばし中こそ正しい周期で美容院を活用することで、きれいで扱いやすい髪を維持できます。
理想のロングヘアを綺麗に伸ばし目指すなら、「切らない」のではなく「整えながら伸ばす」が大切でしょう。


コメント